〈新しい人間〉の設計図 ドイツ文学・哲学から読む

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編著者  香田芳樹
執筆者  富田 裕、坂本貴志、
     今泉文子、清水真木、
     石田雄一、北島玲子、
     大宮勘一郎

  • 2015年 5月25日発売
  • 四六判、並製、324ページ
  • 定価 3,200円+税
  • ジャンル[思想・文学]
  • ISBNコード 978-4-86228-080-0 C1010

ドイツの精神史から読みとる、「再生」への道のり

古代・中世から現代にいたるまで、ドイツとドイツ人は矛盾と葛藤の中から、新たな統一的人間像を創造してきた。
キリスト教による古来の価値観の一新、宗教改革、自然科学と技術の進歩、革命や戦争などを乗りこえて、その都度「再生」されてきた〈新しい人間〉像とは――。
ドイツ文学・哲学研究の旗手8人が、自然科学や科学技術とは異なる人文科学的アプローチから、〈人間〉の進化・再生・更新の過程をたどる。
 

著者について

編著者:香田芳樹(こうだ・よしき)

慶應義塾大学文学部教授。
広島大学大学院博士課程、フライブルク大学(スイス)博士課程修了。
著書『マイスター・エックハルト 生涯と著作』(創文社)など。

富田 裕(とみた・ひろし)

中央大学商学部兼任講師。
上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。
著書著書『静かな細い響き―或る散策者の歩み』(舷燈社)など。

坂本貴志(さかもと・たかし)

立教大学文学部教授。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。
著書『秘教的伝統とドイツ近代─ヘルメス、オルフェウス、ピュタゴラスの文化史的変奏─』(ぷねうま舎)など。

今泉文子(いまいずみ・ふみこ)

立正大学名誉教授。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。
著書『ロマン主義の誕生』(平凡社)など。

清水真木(しみず・まき)

明治大学商学部教授。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。
著書『岐路に立つニーチェ 二つのペシミズムの間で』(法政大学出版局)など。

石田雄一(いしだ・ゆういち)

中央大学法学部教授
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。

北島玲子(きたじま・れいこ)

上智大学文学部教授。
大阪大学文学研究科博士課程単位取得満期退学。
著書『終わりなき省察の行方─ローベルト・ムージルの小説』(上智大学出版局)など。

大宮勘一郎(おおみや・かんいちろう)

東京大学大学院人文社会系研究科教授。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。
著書『ベンヤミンの通行路』(未來社)、など。