マキャベリアンのサル
鏡のなかのアカゲザル
著者 ダリオ・マエストリピエリ
訳者 木村光伸(きむら・こうしん)
- 2010年 7月23日発売
- 46判、並製、293ページ
- 定価 2,800円+税
- ジャンル[サル学・進化生物学]
- ISBNコード 978-4-86228-043-5
アカゲザルのマキャベリアン的行動と心理
地球上でもっとも成功した霊長類は、個体数、地理的分布からみて人類とアカゲザル。
メス同士でつくる母系的な血縁集団と専制的な階層構造をもつアカゲザル社会。血縁者にたいする利他的行動と非血縁者間のマキャベリアン的な性の取引、絶えざる攻撃、権力抗争。
その支配はどのように獲得され維持されるのか。オスとの長期的関係や乱交でメスは何を取引しているのか。
従来の大型類人猿ではなくアカゲザルに着目した進化生物学の俊英が、そのマキャベリアン的行動と心理をとおして人間の本性に迫る。
なぜ自爆攻撃なのか ― イスラムの新しい殉教者たち
はじめて明かされるイスラム過激派の内面。
著者 ファルハド・ホスロハヴァル
訳者 早良哲夫
- 2010年 6月25日発売
- 46判、並製、255ページ
- 定価 2,500円+税
- ジャンル[政治・海外事情]
- ISBNコード 978-4-86228-042-8
自爆攻撃の背景を探る画期的内容
なぜ自爆攻撃を行うのか。自爆攻撃は二つの異なるタイプに分けられるという。
一つはイランやパレスチナなど国家建設にかかわり、明確な目的と敵をもちながら
困難に直面したあげく聖なる死を選ぶ古典的なタイプ。他の一つは、近年のグロー
バル化にともなうアルカイダなど、国境をこえた新たなイスラム共同体をめざし具体的
構想のない殉教。多くは欧米社会に溶けこんだ中流階級の出身だが、現地で受ける
さまざまな屈辱感や欧米の傲慢さが背景にある。
新旧のイスラム思想を見直し、イラン、欧州での調査、刑務所の過激派インタビューなどを
とおして、自爆攻撃者たちの背景、複雑で切実な内面にはじめて迫る。
アラサー世代のこころの歪み ―ポスト青年期の新しい患者さんたち
心療内科の名医が、臨床体験にもとづく診断、背景、対応策を考える。
著者 川原健資(かわはら・けんし)
- 2009年12月24発売
- 46判、並製、245ページ
- 定価 1,800円+税
- ジャンル[心理・心療内科]
- ISBNコード 978-4-86228-038-1
思春期の終わらないアラサーたち
20代、30代のポスト青年期のこころに、いま異変が起きている。
自己不全感や倦怠をかかえ、症状の理解しにくい、診断や治療に悩むケースの増加。
パニック障害、うつ、過敏性腸症候群、身体化障害、摂食障害、境界性パーソナリティ障害、発達障害等々。
背景には、自己愛の肥大やパーソナリティの未熟が共通してみられる。
心療内科クリニックを訪れるアラサー世代の目立ったケースに焦点をあて、心療内科の名医が、臨床経験にもとづく診断、診たて、背景、対応策を考える。
地震予報のできる時代へ ―電波地震観測者の挑戦
地震前兆と電波伝播異常の関係をついに捕まえた。
著者 森谷武男
- 2009年11月6日発売
- 46判、並製、197ページ
- 定価 1,700円+税
- ジャンル[地震]
- ISBNコード 978-4-86228-036-7
<東海地震の予報も可能だ>
FM放送の電波観測により、地震前兆と電波伝播異常の関係をついに捕まえることに成功した。前兆現象とはなにかを観測から発見し、経験則をつくりだし、逆に前兆現象から地震予報を行う。そして北海道での地震発生を震度、時間を限定して的中させてきた。
観測網さえ整備すれば、この方法で首都圏の大地震の予報も可能になるはずだと著者は主張する。
16歳からの<こころ>学 ―「あなた」と「わたし」と「世界」をめぐって
気鋭の精神科医が、文学作品を素材に豊富な臨床体験にもとづいて、新たに<こころ>学を切り拓く。
著者 高岡健
- 2009年10月26日発売
- 46判、並製、201ページ
- 定価 1,600円+税
- ジャンル[心理]
- ISBNコード 978-4-86228-035-0
<「あなた」との出会いの失敗とは>
<大人になる>とはどういうことか。「わたし」や「世界」はどのようにして確立されるのか。
人は最初の「あなた」である母親から十分なまなざしを受けられないと、またそれを受けていても精神的な別離がないと、青年期に至って、第二の「あなた」である異性に出会えない。そして「世界」や「わたし」を自身のなかに確立できない。