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Seitosha Publishing

2015年12月のエントリー 一覧

La fin du village──Une Histrorie Française
 
プロヴァンス(下).jpg
著者:ジャン=ピエール・ルゴフ
訳者:伊藤 直
定価 3,800円+税 456ページ
発売日:2015年 12月21日発売
 
 
紹介
村人たちの目が見た「ばらばらになったプロヴァンス」
 
現代化、村民の流失と多種多様な人々の流入、貧困と欠乏による「瓦解」……。
伝統的な村の共同体は、いまや崩壊の危機を迎えている。
それらはいかにして起こったか。それでもなお変わらぬものはあるか。
さまざまな人の言葉を通して、プロヴァンスの小村の「これまで」と「いま」を追う。
 
 
目次
(下巻目次)
第三部 新たな世界
・第13章 田舎に暮らす都会人たち──村落共同体から都会的な個人主義へ
・第14章 村長、消防士、そして憲兵──共同体の伝統の急変
・第15章 〈公園〉に住む
・第16章 新たな世界の観光客とキャンパーたち
・第17章 「文化人たち」の奇妙な世界
・第18章 新旧主任司祭たち──儀礼と慣習
・第19章 拡散する新たな形式の精神的・霊的生活
 
第四部 統一のない村
・第20章 問題だらけの現代化──社会的共存と再編成
・第21章 退職者、管理職の妻そして企業経営者
・第22章 話しかけねばならない人たち?
・第23章 統合、貧困そして「瓦解」
 
第五部 カドネで成長すること、そして老いていくこと
・第24章 「小学校の先生たち」と新時代の教師たち
・第25章 「ジュニア公民」の組織化と演出
・第26章 子供と青少年の新たな歩み
・第27章 家庭と教育:大変動
・第28章 老人たちはどこへ行った?
 
エピローグ
・ばらばらになったプロヴァンス──猟師、羊飼い、そしてカフェの主人
・文化的、精神的遺産が息づくあの場所に帰る
 
 
著者について
著者 ジャン=ピエール・ルゴフ Jean-Pierre Le Goff
フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員としてパリ第一大学付属のジョルジュ・フリードマン研究所に所属。1949年生まれ。専門は政治社会学。
著書Mai 68. L’heritage impossible(La Decouverte, paris, 1998/2002/2006年)〔『六八年五月 不可能な遺産』〕、La Barbarie douce. La Modernisation aveugle des enterprises et de l’ ecole(La Decouverte, Paris, 1999/2003年)〔『穏やかな野蛮 企業と学校の盲目的な現代化』〕、『ポスト全体主義時代の民主主義』(渡名喜庸哲・中村督 訳、青灯社、2011年)ほか。
 
訳者 伊藤 直(いとう・ただし)
松山大学准教授。1977年生まれ。宮城県仙台市出身。2009年パリ第三大学博士課程修了(文学)。専門は20世紀フランス文学。
論文に“Du temps individuel au temps collectif ou historique : autour de la revolte contre la peur” (Albert Camus, le temps, la peur et l'Histoire, Avignon, 2012年)ほか。著書にDictionnaire Albert Camus (共著、Robert Laffont, Paris, 2009年)。