神と黄金 上~イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか
著者 ウォルター・ラッセル・ミード 訳者 寺下滝郎
- 2014年 4月26日発売
- 四六判、並製、382ページ
- 定価 3200円+税
- ジャンル[アメリカ論、国際政治]
- ISBNコード 978-4-86228-070-1 C0031
アメリカは衰退する? しない?
大スケールで分析する注目作
本書の六つの問い。
第一、アングロ‐アメリカ人が世界政治に突きつけている独特の政治的・文化的課題とは何か?
第二、アングロ‐アメリカ人が新たな世界秩序を形成するための軍事的・経済的・政治的争いに勝利したのはなぜか?
第三、アングロ‐アメリカ人は敵を打倒し、グローバルな秩序を構築するための経済的・軍事的資源をいかにして動員することができたのか?
第四、アングロ‐アメリカ人が自分たちの力によって平和な世界がもたらされようとしていると、かくもたびたび信じたのはなぜか?
第五、アングロ‐アメリカ人が事あるごとに見通しを誤ってきたのはなぜか?
第六、 アングロ‐アメリカ勢力はいつまで存在し続けるのであろうか? 過去三百年以上にわたるアングロ‐アメリカ勢力の歴史は、いかなる意味を持つのか?
(序論より)
大澤真幸氏すいせん
十七世紀以降、英米(アングロ-アメリカ)は、一度も負け組に回ったことがない。どうしてそんなに強いのか?
本書がその問いに答えている。秘密は、二つのG、神(ゴッド)と黄金(ゴールド)の特殊な接合にある、と。つまり、資本主義と結託した特異なキリスト教こそが鍵だ、と。
第一、アングロ‐アメリカ人が世界政治に突きつけている独特の政治的・文化的課題とは何か?
第二、アングロ‐アメリカ人が新たな世界秩序を形成するための軍事的・経済的・政治的争いに勝利したのはなぜか?
第三、アングロ‐アメリカ人は敵を打倒し、グローバルな秩序を構築するための経済的・軍事的資源をいかにして動員することができたのか?
第四、アングロ‐アメリカ人が自分たちの力によって平和な世界がもたらされようとしていると、かくもたびたび信じたのはなぜか?
第五、アングロ‐アメリカ人が事あるごとに見通しを誤ってきたのはなぜか?
第六、 アングロ‐アメリカ勢力はいつまで存在し続けるのであろうか? 過去三百年以上にわたるアングロ‐アメリカ勢力の歴史は、いかなる意味を持つのか?
(序論より)
大澤真幸氏すいせん
十七世紀以降、英米(アングロ-アメリカ)は、一度も負け組に回ったことがない。どうしてそんなに強いのか?
本書がその問いに答えている。秘密は、二つのG、神(ゴッド)と黄金(ゴールド)の特殊な接合にある、と。つまり、資本主義と結託した特異なキリスト教こそが鍵だ、と。
著作者について
ウォルター・ラッセル・ミード Walter Russell Mead
バード大学外交・人文科学教授および論壇サイトThe American Interest総合監修者。外交問題評議会ヘンリー・A・キッシンジャー米外交政策上級研究員を歴任。フォーリン・アフェアーズ誌に定期的に書評を執筆、ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙などにもしばしば寄稿している。
主著『神の加護(Special Providence)』、『パワー、テロ、平和および戦争(Power, Terror, Peace, and War)』。『神の加護』は、英エコノミスト誌が「世界で最も重要なノンフィクション賞」と評したライオネル・ゲルバー賞を二〇〇二年に受賞。
[訳者]
寺下滝郎(てらした・たきろう)
翻訳家。1965年、広島県呉市に生まれる。1988年、学習院大学法学部政治学科卒業。1999年、東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。修士学位論文「日本における外国経済界のロビイング~在日米国商工会議所(ACCJ)を中心に」で長野賞を受賞。