魂深き人びと──西欧中世からの反骨精神
著者 香田芳樹
- 2017年 3月20日発売
- 四六判、並製 274ページ
- 定価 2,500円+税
- ジャンル[西洋思想]
- ISBNコード 978-4-86228-092-3 C0016
「反骨の闘士」たちの深い魂から発せられる抵抗の声
反骨精神の原点としての"異端児"たちの素朴な憤りや正義感、抵抗に触れ、
閉塞的な世の中で「否」を言う勇気を取り戻す指針を示す。
《反抗としての「清貧」
デカルトの合理性を導いた「夢のお告げ」
反抗としてのオッカムの「剃刀」
合理主義と神秘主義との相補性を、
ヨーロッパ近代の揺籃のただなかに入り込み、読み解く本書は、
現代社会の困難解決への糸口を与えてくれる。》
(安冨 歩)
著者について
香田芳樹(こうだ・よしき)
慶應義塾大学文学部教授。文学博士(広島大学)、Ph.D.(スイス・フライブルク大学)。
著書『マイスター・エックハルト 生涯と著作』(創文社)、
編著『〈新しい人間〉の設計図 ドイツ文学・哲学から読む』(青灯社)、
翻訳書『マクデブルクのメヒティルト 神性の流れる光』(創文社)等