プロヴァンスの村の終焉(下)

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著者  ジャン=ピエール・ルゴフ
訳者  伊藤 直

  • 2015年 12月20日発売
  • 四六判、並製、456ページ
  • 定価 3800円+税
  • ジャンル[社会・海外事情]
  • ISBNコード 978-4-86228-085-5 C1036

村人たちの目が見た「ばらばらになったプロヴァンス」

現代化、村民の流失と多種多様な人々の流入、貧困と欠乏による「瓦解」……。
伝統的な村の共同体は、いまや崩壊の危機を迎えている。
それらはいかにして起こったか。それでもなお変わらぬものはあるか。
さまざまな人の言葉を通して、プロヴァンスの小村の「これまで」と「いま」を追う。

 

著者について

著者 ジャン=ピエール・ルゴフ Jean-Pierre Le Goff

フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員としてパリ第一大学付属のジョルジュ・フリードマン研究所に所属。1949年生まれ。専門は政治社会学。
著書Mai 68. L’héritage impossible(La Découverte, paris, 1998/2002/2006年)〔『六八年五月 不可能な遺産』〕、La Barbarie douce. La Modernisation aveugle des enterprises et de l’ école(La Découverte, Paris, 1999/2003年)〔『穏やかな野蛮 企業と学校の盲目的な現代化』〕、『ポスト全体主義時代の民主主義』(渡名喜庸哲・中村督 訳、青灯社、2011年)ほか。

訳者 伊藤 直(いとう・ただし)

松山大学准教授。1977年生まれ。宮城県仙台市出身。2009年パリ第三大学博士課程修了(文学)。専門は20世紀フランス文学。
論文に“Du temps individuel au temps collectif ou historique : autour de la révolte contre la peur” (Albert Camus, le temps, la peur et l'Histoire, Avignon, 2012年)ほか。著書にDictionnaire Albert Camus (共著、Robert Laffont, Paris, 2009年)。