神と黄金 下 イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか

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著者  ウォルター・ラッセル・ミード  訳者  寺下滝郎

  • 2014年 5月26日発売
  • 四六判、並製、372ページ
  • 定価 3200円+税
  • ジャンル[アメリカ論、国際政治]
  • ISBNコード 978-4-86228-071-8 C0031

アメリカ社会には、なぜ無限の活力があるのか。
それは変化することで、超越や神に出会えるという深い信仰からも生じている。

米国最高の知性が、アングロ-アメリカ人の世界制覇の要因や今後の盛衰を、
その自由な海洋国家システムや変化を重視する動的宗教、価値観に着目して、
歴史的視野から明かす注目作。

大澤真幸氏すいせん
十七世紀以降、英米(アングロ-アメリカ)は、一度も負け組に回ったことがない。どうしてそんなに強いのか?
本書がその問いに答えている。秘密は、二つのG、神(ゴッド)と黄金(ゴールド)の特殊な接合にある、と。つまり、資本主義と結託した特異なキリスト教こそが鍵だ、と。 

著作者について

ウォルター・ラッセル・ミード Walter Russell Mead

 バード大学外交・人文科学教授および論壇サイトThe American Interest総合監修者。外交問題評議会ヘンリー・A・キッシンジャー米外交政策上級研究員を歴任。フォーリン・アフェアーズ誌に定期的に書評を執筆、ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙などにもしばしば寄稿している。
主著『神の加護(Special Providence)』、『パワー、テロ、平和および戦争(Power, Terror, Peace, and War)』。『神の加護』は、英エコノミスト誌が「世界で最も重要なノンフィクション賞」と評したライオネル・ゲルバー賞を二〇〇二年に受賞。
[訳者]
寺下滝郎(てらした・たきろう)
翻訳家。1965年、広島県呉市に生まれる。1988年、学習院大学法学部政治学科卒業。1999年、東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。修士学位論文「日本における外国経済界のロビイング~在日米国商工会議所(ACCJ)を中心に」で長野賞を受賞。