知をひらく ~「図書館の自由」を求めて

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著者 西河内 靖泰(ニシゴウチ ヤスヒロ)

  • 2011年 10月6日発売
  • 四六判、並製、369ページ
  • 定価 2,800円+税
  • ジャンル[図書館]
  • ISBNコード 978-4-86228-054-1
  • 対論 / 図書館の電子化をめぐって―植村八潮(東京電機大学出版局局長)×西河内靖泰を収録

佐野眞一氏が『誰が「本」を殺すのか』のなかで、著者のことを9pにわたり紹介!
「図書館業界でもっとも元気がよく、旬といってもいい人」

幅広い情報提供に賭けた図書館員のライフワーク
 「著者は、人権・反差別運動と一体のものとして実践してきた「図書館の自由」を、真実の情報が希求される被災状況下で改めて問いかける。」 
――塩見昇(日本図書館協会理事長)オビ文より

<図書館の危機>
「図書館なんか使わないよっていう人に、図書館ってなんか面白そうだな、なんかいろいろやってるな、いろんな情報を発信してるなと思わせるとこでないといけないと思うんですよ。・・・リアルな図書館は、そこに来て、居心地よくなかったらだめなんです。本借りたら、もういらんから、とっとと帰れみたいな図書館運営していたら、そんな図書館いらんよっていう話になるに決まってるんですよ(西河内)」(本文より)

著作者について

著者 西河内 靖泰(ニシゴウチ ヤスヒロ)

滋賀県愛荘町立愛知川図書館・愛知川びんてまりの館・秦荘図書館館長
1953年、大阪市生まれ。 立正大学文学部社会学科卒業(医療社会学・福祉学、社会教育学専攻)。
1976年、東京都荒川区に入る。国民年金課、日暮里図書館、南千住図書館等を経る。
日本図書館協会評議員、図書館問題研究会図書館の自由委員会委員長、
全国難病団体連絡協議会運営委員、関東被爆二世連絡協議会副委員長、事務局長等を歴任。
著書『いま、図書館は:図書館を取り巻く状況と課題から―西河内靖泰講演録』ほか