英語世界の表現スタイル ~「捉え方」の視点から 

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著者 吉村 公宏

  • 2011年 5月26日発売
  • 46判、並製、155ページ
  • 定価 1,500円+税
  • ジャンル[英語・英語学]
  • ISBNコード 978-4-86228-051-0

日本人の英語はなぜ世界一理解しにくいと言われるのか

本書の目的は、英語の語り方・書き方のクセをとりだして、日本語のそれとの違いを示し、実践に応用する道筋を示すことにあります。
語り方・書き方について、私は、言語にはオス言語とメス言語があるのでは、と思っています。あまりいい喩えではないかも知れませんが、ズバッと単刀直入に進むオス言語、周囲に気を配りながら最後に判断を示すメス言語。また、客観的な分析を重視するオス言語に対して、メス言語は自分の思いを託すように語ります。英語がオス言語であるのに対して、日本語はメス言語ではないかという思いを持つに至りました。(著者はしがきより)

著作者について

吉村 公宏(よしむら・きみひろ)

現在、奈良教育大学教授。 1954 年生まれ。
神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得。博士(文学),Ph.D.(linguistics)。専門は認知言語学,英語学,日英対照研究 。
主な著書 『認知意味論の方法−経験と動機の言語学−』(人文書院) 『認知音韻・形態論』(編著、シリーズ『認知言語学入門』 第2巻、大修館書店) 『はじめての認知言語学』(研究社)。
教育実践上のモットーは「わかりやすく,丁寧に,面白く」。難しいことがどれほど簡単に言えるか,眠っていた好奇心を目覚めさせられるか,を考えて講義に臨んでいます。