残したい日本語

著者 森朝男/古橋信孝

  • 2011年 3月23日発売予定
  • 46判、並製、199ページ
  • 定価 1,600円+税
  • ジャンル[日本語]
  • ISBNコード 978-4-86228-049-7 C1081

【蘇る豊かな生活感覚】

本書では、未来に残したい日本語90語ほどを拾って、その語の背景にある生活や文化について考えてみた。
本書に拾ったことばには、よく見つめると独特の美しさや力が認められる。それらはきっと、今日のわれわれの生活感覚や言語感覚を問い直すことにも繋がって行くだろう。
本書は、失われて行くことばを惜しむものではなく、日本語の歴史と生命力に注目するものである。
著者の二人の関心は、ことばと、それを用いる人々の生活や心、文化や美意識との関係にある。(「はじめに」より)

著作者について

森 朝男(もり・あさお)

現在、フェリス女学院大学名誉教授。1940年生まれ、早稲田大学大学院博士課程修了。
著書『万葉集』(加藤中道館)『古代和歌と祝祭』(有精堂出版)『古代文学と時間』(新典社)『古代和歌の成立』(勉誠社)『恋と禁忌の古代文芸史』(若草書房)ほか
古橋信孝・森朝男共著『万葉集百歌』(青灯社)

古橋 信孝(ふるはし・のぶよし)

現在、武蔵大学特任教授。1943年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。
著書『古代の恋愛生活』(NHKブックス)『吉本ばななと俵万智』(筑摩書房)『万葉集の成立』(講談社学術文庫)『平安京の都市生活と郊外』(吉川弘文館)『物語文学の誕生』(角川叢書)『誤読された万葉集』(新潮新書)『日本文学の流れ』(岩波書店)ほか。
古橋信孝・森朝男共著『万葉集百歌』(青灯社)