子どもが自立する学校 ~奇跡を生んだ実践の秘密

著者 尾木直樹 編著

  • 2011年 1月21日発売
  • 46判、並製、369ページ
  • 定価 2,000円+税
  • ジャンル[教育]
  • ISBNコード 978-4-86228-047-3

<全国の中学・高校8校の実践レポート>

子どもの自発的活動がはじまる、荒れやいじめが収まる、進学率が急上昇。その秘訣とは?
生徒の自主的な文化活動、行事運営を促し、自主性に任せること。→ 自信、意欲の増大、進路の明確化。→ 進学率も上昇。

<生徒が主役で、学校が変わる>
●生徒が自分の会いたい著名人と交渉して開催する土曜市民公開講座、自主活動の自信で進学率も上昇―東海中・高校
●手取り足取りではなく放任でもない。探究科で「生きる力」の育成プログラム、進学率も急上昇―堀川高校
●教師が変われば学校が変わる。荒れた学校を一変させ生徒がいきいきと。学力も底辺層からトップクラスへ―神谷中学
●生徒の自主的な学校生活運営、実生活に即した考える力の育成。卒業生は一般より友人と仕事に恵まれる―自由学園 
●問題行動のサインをのがさず、教職員がチームを組んで生徒に寄り添う。学校がみんなの居場所に―都内公立中学
●全校生徒の名前を覚え、声かけし、生徒から厚い信頼をえた校長。弱者配慮の社会的リーダー育成をめざす―三鷹高校
●生徒が社会問題のテーマを選び、現場の人々を取材してレポートを作成。将来像の明確化で進学率も飛躍―海城中・高校
●生徒・教職員・保護者の三者協同でつくる学校、知りたいことが学べる「総合」の授業、生徒が輝く―大東学園

著作者について

尾木直樹

現在、教育評論家、臨床教育研究所「虹」所長、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院教育学研究科客員教授。
1947年滋賀県に生まれる。早稲田大学教育学部卒業後、海城高校、東京都立公立中学校教師を経る。
著書『子どもの危機をどう見るか』『思春期の危機をどう見るか』(以上、岩波新書)『教師格差』『子ども格差』(以上、角川oneテーマ21)『学校を元気にする50のルール』(三省堂)『ウェブ汚染社会』(講談社+α新書)『新・学歴社会がはじまる』『日本人はどこまでバカになるのか』『「よい子」が人を殺す』(以上、青灯社)ほか。 昨今、テレビのバラエティ番組で、「尾木ママ」と呼ばれ人気を博している。

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