万葉集百歌
著者:古橋信孝/森朝男
書評
1970年代以降の万葉集研究を牽引してきた両雄が、真っ正面からぶつかりあって一首ずつの歌を読んでいく。歌を詠むことの楽しさと読みの多様性を、スリリングに味わわせてくれる。
――三浦佑之(千葉大学教授)「週刊読書人」2008年上半期の収穫から
・・・項目は叙景・季節・旅・恋・揶揄や笑いなど現代的感覚で分類され、歌本来のおもしろさと多彩さを深く味わえる。同じ歌をめぐる批評・鑑賞の相違と共振も刺激的だ。。
――「東京新聞」2008年7月13日
・・・選ばれた歌はどこかで出会ったことのあるものが多いが、付せられた二人の短文が歌の新鮮な魅力を掘り起こしていて、一首を、今、ここで歌われたかのように受けとめることができる。。
――長谷川宏(哲学者)「婦人之友」2009年2月18日1月