人はなぜレイプするのか

進化生物学が解き明かす

人はなぜレイプするのか

著者 R.ソーンヒル(ニューメキシコ大学生物学教授)

クレイグ・パーマー(コロラド大学人類学インストラクター)

訳者 望月弘子

  • 2006年07月31日発売
  • 四六判・上製 424ページ
  • 定価 3,200円+税
  • ジャンル[社会問題・生物学・心理学]
  • ISBNコード 4-86228-006-4

昆虫のレイプ ヒトのレイプ

なぜ男はレイプし、女は多大の苦痛を覚えるのか。
レイプを防ぐにはどうしたらいいのか。
広く動物界にも存在するレイプと性淘汰を見きわめながら、進化生物学が解き明かす。
米国でフェミニストとの間で大論争を巻き起こした問題の書。

本書で、人間行動に関する他の進化系の書物よりも、ずっと慎重に議論が展開されているのは、高く評価してよいだろう。
──長谷川眞理子(総合研究大学院大学教授)

目次

  • マーゴ・ウィルソンによる<まえがき>
    1. レイプと進化理論
    2. 男の進化、女の進化
    3. なぜ男はレイプするのか
    4. レイプの苦痛
    5. なぜ社会科学者たちは進化理論を取り入れそこねたか?
    6. レイプに関する社会科学の説明
    7. 法律と懲罰
    8. 男性のセクシュアリティに社会が与える影響
    9. 教育プログラム
    10. レイプを阻む障壁
    11. 苦痛の軽減

著作者について

ランディ・ソーンヒル

ニューメキシコ大学生物学教授。動物行動学、進化心理学。

クレイグ・パーマー

コロラド大学人類学インストラクター。人類学、進化心理学。

望月弘子

翻訳家。訳書『進化の傷あと』『視覚の文法』(共訳)ほか。

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