脳は出会いで育つ
「脳科学と教育」入門
欧米を超える最前線の成果
過保護や溺愛は、環境からの入力刺激を遮断し、子どもの健やかな神経回路の発達を妨げて、非行に及ぶ可能性がある。脳こうそく後のリハビリは2ヶ月が勝負_。子育てのあり方やメディアとのつきあい、英語の学習法、認知症の回復、リハビリ等、子どもから高齢者に至るまで、脳を育むにはどうすればいいのか。国内外の「脳科学と教育」研究プロジェクトを先導する俊英が、驚くべき最新の成果と見通しを語る待望の書。
目次
- 一生にわたる脳の発達~最近のトピックから
- 赤ちゃんの脳を育む~遺伝と環境の境界
- 「脳科学と教育」の課題
- 身体性と現代生活の問題
- 意識下をのぞく
- 心の形態学の構想
著作者について
小泉英明:日立製作所基礎研究所フェロー
東大客員教授を歴任。脳画像の光トポグラフィ開発で世界的に名高い。大河内記念賞他内外の多くの賞を受賞。編著「育つ・学ぶ・癒す 脳図鑑」(工作舎)他。