軍産複合体のアメリカ
戦争をやめられない理由
著書 宮田 律
書評
この本おすすめ。現在のブッシュ・アメリカを明快に「軍国主義国家」と言い切った市販本は(私の知る限り)はじめてだからだ。・・・これまで指摘されることが少なかった“軍産複合体の戦争”を熱烈支持している「草の根のアメリカ人」=福音主義のキリスト教右派とユダヤ資本(イスラエル・ロビー)の関係にスポットを当てているのも、すげぇ勉強になった。・・・
――吉田司、ノンフィクション作家「中日新聞」
世界「最強」の米軍をもってしても、自分たちの意思を他国民に押し付けることはできない。この真理が、これだけ明白になっているのに、なぜ米国は戦争をやめることができないのか。この問いへの答えの一つが、軍産複合体が今日の米国に及ぼす巨大な影響力です。・・・本書は、米国などでの最近の研究にもとづき、この問題を改めて解明したもの。・・・
――「しんぶん赤旗」
・・・軍産複合体を排除しない限り、「日本も米国の戦争に付き合い続けることになる」という警句は、対米追従を続ける日本に重く響く。
――「東京新聞」
・・・「イスラム世界を訪れて接する市井の人々の素朴な笑顔を思い浮かべると、彼らを犠牲にして、米国経済をうるおすために、戦争をすることがいいことだとは思えません」・・・
――「信濃毎日新聞、著者インタビュー」その他多数紙