歯はヒトの魂である
歯医者の知らない根本治療
著者 西原克成
有馬朗人さん(東京大学名誉教授、元文部科学大臣)
西原先生は名歯科医である。かつて私は、歯槽膿漏の末期で烈しい歯の痛みに悩まされた。こういう時、普通は抜歯するようだが、先生のていねいな治療で、ついに抜かずにすんだ。その方法はかなり独自のものであった。
渥美和彦さん(東京大学名誉教授、日本統合医療学会理事長)
西原克成さんは日本人離れしたスケールの大きな構想力の持ち主である。10年以上前に、セラミックスを使い、血流の流体力学エネルギーが筋肉細胞の遺伝子の引き金を引いて、骨芽細胞と血液細胞を誘導するという画期的手法を考案した。これによりハイブリッド型の人工骨髄造血器を開発して、日本人工臓器学会賞を受賞した。
その手法の一環である本書の人工歯根の開発は、これまで誰も思いつかなかった独創的な見事なもので、これからの歯科医療の飛躍を予感させる。
読者より
歯はこんなに大切なの、と思いました。口を全体からみる視点は、これまでの歯の本にはない視点です。岩波新書「歯の健康学」をこえた好著です。
──古田浩滋、公務員
西原先生の著作は、たいてい読んだので、その視点はほぼ分かったぞ、と思っていたところにこの本を知りました。またもや新しい事実を知りました。本当に西原先生はスゴイ!「医師なら今のうちに修得しておかないと」といってあげたい。
──下光博之